血と砂(読み)チトスナ

デジタル大辞泉 「血と砂」の意味・読み・例文・類語

ちとすな【血と砂】

原題、〈スペインSangre y arenaブラスコ=イバニェス小説。1908年刊。若き闘牛士栄光破滅を描く。1922年、1941年、1989年に映画化されている。

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デジタル大辞泉プラス 「血と砂」の解説

血と砂〔アメリカ映画:1941年〕

1941年製作のアメリカ映画。原題《Blood and Sand》。タイロン・パワー、リタ・ヘイワース主演の恋愛映画。監督:ルーベン・マムーリアン、共演:リンダ・ダーネル、ナジモバ、ジョン・キャラダインほか。第14回米国アカデミー賞撮影賞(カラー受賞

血と砂〔アメリカ映画:1922年〕

1922年製作のアメリカ映画。原題《Blood and Sand》。スペインの作家ブラスコ・イバニェスの同名小説の映画化。監督:フレッド・ニブロ、出演:ルドルフ・バレンチノ、ライラ・リー、ニタ・ナルディほか。1941年、1989年にリメイクされている。

血と砂〔日本映画〕

1965年公開の日本映画。監督・脚本岡本喜八、脚本:佐治乾、撮影:西垣六郎。出演:三船敏郎、伊藤雄之助、佐藤允、天本英世、団令子、仲代達矢ほか。1945年の北支戦線を舞台とする戦争ドラマ。

血と砂〔スペイン映画〕

1989年製作のスペイン映画。原題《Blood and Sand》。監督:ハビエル・エロリエータ、出演:クリストファー・ライデル、シャロン・ストーン、アナ・トレントほか。

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世界大百科事典(旧版)内の血と砂の言及

【ブラスコ・イバーニェス】より

…農民や漁民の苦しい生活を活写した《百姓家》(1898),《葦と泥》(1902)など,前期の作品は故郷バレンシアを舞台にした郷土小説である。中期はマドリードなどに舞台が移り,闘牛士の盛衰を扱った《血と砂》(1908)などがある。後期の作品では舞台は国外にも及び,第1次大戦の海戦を扱った《われらの海》(1918)などがある。…

※「血と砂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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