…農民や漁民の苦しい生活を活写した《百姓家》(1898),《葦と泥》(1902)など,前期の作品は故郷バレンシアを舞台にした郷土小説である。中期はマドリードなどに舞台が移り,闘牛士の盛衰を扱った《血と砂》(1908)などがある。後期の作品では舞台は国外にも及び,第1次大戦の海戦を扱った《われらの海》(1918)などがある。…
※「血と砂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...