…農民や漁民の苦しい生活を活写した《百姓家》(1898),《葦と泥》(1902)など,前期の作品は故郷バレンシアを舞台にした郷土小説である。中期はマドリードなどに舞台が移り,闘牛士の盛衰を扱った《血と砂》(1908)などがある。後期の作品では舞台は国外にも及び,第1次大戦の海戦を扱った《われらの海》(1918)などがある。…
※「血と砂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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