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行基焼 ぎょうきやき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

行基焼
ぎょうきやき

主として東海地方を中心に発見される粗末なねずみ色の素焼の碗や皿 (須恵器) の別称江戸時代に茶人間で鑑賞用として珍重されたときの呼称。名僧行基が諸国巡礼のときにその製法を教えたという言い伝えによる。別名山茶碗,山皿。平安時代後期~鎌倉時代焼物である。

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大辞林 第三版の解説

ぎょうきやき【行基焼】

〔行基が始めたという〕
須恵器すえきの俗称。ねずみ色をした素焼きの土器。

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世界大百科事典内の行基焼の言及

【須恵器】より

…床面傾斜については,ほぼ水平のものから40度前後の急傾斜のものまでさまざまだが,構造上の基本は同じであり,床面傾斜角をもって登り窯,平窯などとよびわけた過去の用語は避けたい。江戸時代から明治にかけて,須恵器は行基(ぎようき)焼,祝部(いわいべ)土器などとよばれ一部の文人,茶人間で関心をよんだが,学術研究の対象として取り上げるようになったのは大正以後である。器形,用途論に始まった研究も,近年は年代や生産流通などの問題に対する考古学的研究の資料として,本格的な取組みがなされるようになった。…

【山茶碗】より

…愛知県地方において俗に行基焼あるいは藤四郎焼と呼ばれている硬質・無釉の碗,皿類で,高台端に籾殻痕があるため,一部の地域ではもみがら焼とも呼んでいる。山茶碗の名称は山中の古窯跡に廃棄された碗,皿類の不良品が数多く散在しているところから出たものと思われる。…

※「行基焼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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