最新 地学事典 「衝撃角礫岩」の解説
しょうげきかくれきがん
衝撃角礫岩
impact breccia
隕石の衝突により,より大きな天体表面の岩石が破砕されてできた岩片が,集積固結した角礫状の岩石。大気の希薄な惑星や小惑星表面に普遍的に存在する。地球では衝突クレーターの周囲に見つかることがある。岩石や鉱物の破片とマトリックスから構成される。マトリックスは細粒な破片の集合体,もしくは,衝撃溶融物である。各種高圧鉱物を含む岩片も含まれることがある。地球の衝突角礫岩の場合シャッターコーンをもつ角礫を含むことがある。これらの衝撃生成物は,侵食や変形の進んだ古い隕石孔の痕跡(アストロブレーム)を,隕石孔と判定するのにも役立つ。
執筆者:野口 高明・山口 亮・小森 長生
参照項目:衝突角礫岩
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

