日本歴史地名大系 「西一宮村」の解説 西一宮村にしいちのみやむら 岡山県:津山市旧苫田郡地区西一宮村[現在地名]津山市一宮(いちのみや)村の北端から東端を宮(みや)川が流れ、その対岸は東一宮村。南西部は神楽尾(かぐらお)山頂に向かって丘陵地が続き、上田邑(かみたのむら)村と接する。村名は美作国一宮中山(なかやま)神社が所在することによる。西北条(さいほくじよう)郡に属し、元禄一一年(一六九八)以後も津山藩領。正保郷帳では田方七八石余・畑方五九石余、元禄一〇年の美作国郡村高辻帳では一七八石余で、うち改高二四石余・開高一六石余。本村と湯谷(ゆだに)分に分れ、文政元年(一八一八)の津山領郷村帳によると本村一〇二石余・湯谷分七六石余。「作陽誌」によると二八戸・一四九人、天保九年(一八三八)の津山藩領郡村記録によると、本村三四戸・一二九人、湯谷分一〇戸・五六人。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by