日本歴史地名大系 「西植田村」の解説
西植田村
にしうえたむら
西植田村
にしうえたむら
- 愛知県:豊橋市
- 西植田村
東植田村の西に続く。寛永六年(一六二九)の検地のとき東西の植田村にわかれたという(野依村来由記)。三河国吉田領人馬役割帳(島原市本光寺蔵)に載る慶長九年(一六〇四)の検地では「野寄村」内で一三二石余を検出。寛延三年(一七五〇)の西植田村差出帳(西植田区有)によると村高三六一石余うち畑方一九八石余。戸口は八三戸、三〇九人、うち男一四一・女一六八。
天保一三年(一八四二)の小商い許可願(西植田区有)によると、村内無高の者のあめ・菓子・ぞうり・わらじ・やき餅など小商いの許可を願い出ている。嘉永四年(一八五一)には鰯商いの許可願(同区有)が出されており、「右者当村与七・利右衛門与申者、居酒売申候間并弁当之菜ニ而茂鰯商致候間、乍恐奉御願申候」などとある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報