西沢田村
にしさわだむら
愛鷹山の南麓、沼川上流の西川の中流域に位置する。東は中沢田村、西は東椎路村。村内を根方街道が東西に通る。中世には沢田郷のうちで、近世初めには中沢田村や東沢田村と一村で沢田村といったが、のちに分村した。江戸時代の領主の変遷は中沢田村に同じ。元禄郷帳では高五九三石余。安永六年(一七七七)の村明細帳(平松家文書)では高五九三石余(うち田四六二石余・畑屋敷一二九石余)、反別は合せて七〇町余。家数一〇九(うち百姓一〇〇・水呑九)・人数四二七。天保三年(一八三二)には家数は一〇二(うち寺二・堂一)・人数四一五、馬一〇(「村明細帳」同文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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