日本歴史地名大系 「西牟田村」の解説
西牟田村
にしむたむら
三潴町西牟田・筑後市西牟田に比定される中世の村。三潴庄
永仁四年(一二九六)一二月日の玉垂宮并大善寺仏神事記文(御船文書/鎌倉遺文二五)によると、西牟田村は
西牟田村
にしむたむら
西牟田村
にしむたむら
- 熊本県:熊本市
- 西牟田村
東は田迎手永の
西牟田村
にしむたむら
- 佐賀県:鹿島市
- 西牟田村
現鹿島市の北部、鹿島川の南にあり、正保絵図に村名がみえる。江戸時代は鹿島支藩領に囲まれ、西方は
貞享四年(一六八七)改・元文三年(一七三八)写の御領中郷村帳(佐賀県立図書館蔵)には「東分能古見庄」に入り、享和元年(一八〇一)写の御領中郡村附には西分塩田郷に入り、「御蔵入、此村年貢取立白石南郷遣」となっている。鹿島郷大庄屋松尾兵蔵が弘化二年(一八四五)に書いた記録の中にも「御蔵入西牟田宿」という語があって、西牟田宿は蔵入地すなわち佐賀本藩領であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報