西高野村(読み)にしごうやむら

日本歴史地名大系 「西高野村」の解説

西高野村
にしごうやむら

[現在地名]大穂町西高野

吉沼よしぬま村の東に所在。永享七年(一四三五)の富有注文(続常陸遺文)には下妻しもつま庄内に「西広野」がみえる。文禄四年(一五九五)の中務大輔当知行目録(秋田県立図書館蔵)には「百六十四石三斗六升三合 にしかうや」とみえ、佐竹(東)義久領。慶長一七年(一六一二)の関東八州真言宗連判留書案(醍醐寺文書)には「常州下妻荘西高野」とみえる。「寛文朱印留」には仙台藩伊達氏領とみえ、廃藩置県に及んだ。


西高野村
にしごうやむら

[現在地名]関宿町西高野

東高野村の西に位置し、北は関宿城下に続く。西を江戸川が流れる。寛文四年(一六六四)の板倉重常領知目録(寛文朱印留)には東高野村と合せて東西高野村とみえ、関宿藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では西高野村とあり、高一五六石余、同藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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