観世元規(読み)カンゼ モトノリ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「観世元規」の解説

観世 元規
カンゼ モトノリ


職業
能楽囃子方(観世流太鼓方)

専門
太鼓

肩書
観世流太鼓15代目宗家

生年月日
弘化2年 2月17日

出生地
江戸(東京都)

経歴
維新後、商業官吏などを兼ねながら家芸に励み、明治・大正期に名人とうたわれた。文筆もよくし、著書「観世流太鼓手付・諸流異同弁」は他の手付本の規範となった。

没年月日
大正13年 1月5日 (1924年)

家族
父=観世 元常(14代目宗家),孫=観世 元信(16代目宗家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「観世元規」の解説

観世 元規
カンゼ モトノリ

明治・大正期の能楽囃子方(観世流太鼓方) 観世流太鼓15代目宗家。



生年
弘化2年2月17日(1845年)

没年
大正13(1924)年1月5日

出生地
江戸

経歴
維新後、商業、官吏などを兼ねながら家芸に励み、明治・大正期に名人とうたわれた。文筆もよくし、著書「観世流太鼓手付・諸流異同弁」は他の手付本の規範となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「観世元規」の解説

観世元規 かんぜ-もとのり

1845-1924 幕末-大正時代の能楽師太鼓方。
弘化(こうか)2年2月17日生まれ。8歳のとき幕府の祝能に出演。明治維新に際し,静岡移住。のち東京にもどり,能舞台第一線で活躍。明治・大正天皇の天覧能にも出演した。大正12年父元常の50年追善能の「遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」が最後の舞台となった。大正13年1月5日死去。80歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の観世元規の言及

【観世流】より

…重次をはじめ数代にわたって名手が輩出した。明治維新当時の家元15世観世元規(もとき)(1844‐1924)はシテ方観世流の家元と進退をともにして静岡に下ったが,のち東京に戻り活躍し,近代の名人として名高い。現在の家元は16世観世元信(もとのぶ)(1931‐ ,元規の孫)で,能楽協会に登録されている同流の役者は東京,名古屋,京都を中心に約20名。…

※「観世元規」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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