角張る(読み)カクバル

デジタル大辞泉 「角張る」の意味・読み・例文・類語

かく‐ば・る【角張る】

[動ラ五(四)]
四角い形をしている。また、かどができてまるみがない。「―・った字」
しかつめらしくまじめになる。かたくるしくなる。四角ばる。「―・らずに話し合おう」
[類語]尖る出っ張る尖らす丸める

かど‐ば・る【角張る】

[動ラ五(四)]
角が出っ張っていて、ごつごつする。「―・った顔」
態度言葉遣いが窮屈な感じを与える。四角ばる。「―・ったあいさつは抜きにして」

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精選版 日本国語大辞典 「角張る」の意味・読み・例文・類語

かど‐ば・る【角張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. かどが突き出て、まるみがない。かくばる。
    1. [初出の実例]「其体もかどばらず」(出典:土井本周易抄(1477)一)
    2. 「肩の廉張(カドバ)った男である」(出典青年(1910‐11)〈森鴎外二三)
  3. うちとけない態度をとる。改まった、かた苦しい表現をする。四角ばる。
    1. [初出の実例]「何の蚊のと角(カド)ばったことは申しますがネ」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉三)

かく‐ば・る【角張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 四角い形である。かどができた形になる。
    1. [初出の実例]「円かったり角張(カクバ)ったりで」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下)
  3. かたくなる。ことが荒だつ。かどがたつ。
    1. [初出の実例]「根が好かぬ同志ではなければ、直に角張(カクバ)った理屈は消ゆべきに」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴四三)

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