デジタル大辞泉
「丸める」の意味・読み・例文・類語
まろ・める【▽丸める/▽円める】
[動マ下一][文]まろ・む[マ下二]
1 「まるめる1」に同じ。〈和英語林集成〉
2 「まるめる2」に同じ。
「何故その頭を―・め給いしぞと恨めしくもなりぬ」〈一葉・たけくらべ〉
3 全体をそれでつくる。
「たとひこがねを―・めたる馬なりとも」〈平家・四〉
4 「まるめる3」に同じ。
「艶言で―・めて浮薄でこねて」〈人・梅児誉美・初〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まる‐・める【丸・円】
- 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]まる・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 - ① 丸い形にする。
- [初出の実例]「土をだにまるめて食たぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
- ② 頭の髪をそる。剃髪(ていはつ)する。
- [初出の実例]「アタマヲ Marumuru(マルムル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ③ 全体をそれで作る。また、ひっくるめて事をする。一括(いっかつ)する。
- [初出の実例]「樊噲が、力らでこそ、天下は、まるめてとられたれ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
- ④ 巧みにいいくるめて、他人を自分の思い通りにする。だまして相手のものを奪う。まるくその場をおさめる。まるめこむ。
- [初出の実例]「姉を殺し、絹を丸めんと思ひし」(出典:浮世草子・新可笑記(1688)五)
- ⑤ 数学で、切り捨て、切り上げ、四捨五入などによって、ある値の近似値を求める。
丸めるの語誌
マロ(丸)からマルへの変化にともなって、このマルムも室町時代にマロムから生じたと見られる。
まろ‐・める【丸める・円める】
- 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]まろ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 - ① 円形にする。輪にする。丸くする。まるめる。
- [初出の実例]「はこのふたにひろげて、日蔭をまろめて」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月二二日)
- ② 固めて丸くする。一かたまりにする。まるめる。
- [初出の実例]「くろくまろめたる薬二つぶとり出し」(出典:御伽草子・福富長者物語(室町末))
- ③ 全体をそれで作り固める。まるめる。
- [初出の実例]「たとひこがねをまろめたる馬なり共」(出典:平家物語(13C前)四)
- ④ 髪をそって丸坊主にする。剃髪(ていはつ)する。まるめる。
- [初出の実例]「てんだいの剃刀にて、ひたいをまろめ」(出典:虎明本狂言・東西離(室町末‐近世初))
- ⑤ 人を甘言でまるめこむ。籠絡(ろうらく)する。まるめる。
- [初出の実例]「金銀にてまろめても其甲斐ひとつもなしと覚悟すべし」(出典:評判記・色道大鏡(1678)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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