日本歴史地名大系 「角野前坂遺跡」の解説
角野前坂遺跡
かくのまえさかいせき
[現在地名]和泉村角野前坂
遺跡の範囲は南北約六〇メートル・東西約九〇メートル。北東部から五軒の竪穴住居跡を検出。第一号住居跡は、直径約五メートルの平面形を呈する円形プランで、四本柱、大型の二連の石囲い炉がある。第二号住居跡は最大六メートルの不整円形で、六本柱、炉の石は痕跡のみ認められた。第三号では約七〇センチ四方の石囲い炉を検出、内部には大型の土器片が敷詰められていた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報