解由状とも。律令制下,官人の交代に際し,後任者が前任者に交代事務が完了したことを証明するために出す文書。交代に際して官有物の破損や紛失などの怠慢の責任を明確にするための制度で,在京諸司でも行われたが,とくに国司の交代の際に重視された。やがて国司交代に際して解由の発行までの交代事務が停滞し,9世紀初めには勘解由使(かげゆし)をおいて監督するようになり,また交代が完了していないことを示す不与解由状(ふよげゆじょう)が発行されるようにもなった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…平安時代初期,内外官の交替に関する規則を集成した法規集。《延暦交替式》《貞観交替式》《延喜交替式》の3種があり,いずれも勘解由使(かげゆし)によって編纂された。奈良時代には,外官(地方官)たる国司の交替に際し,後任の国司が前任の国司から事務引継ぎを受けるに当たって,一種の会計監査を行い,前任国司は解由(げゆ)という監査済の証明書をもらって都に帰任するしくみになっていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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