言語聴覚士(読み)ゲンゴチョウカクシ

デジタル大辞泉 「言語聴覚士」の意味・読み・例文・類語

げんごちょうかく‐し〔ゲンゴチヤウカク‐〕【言語聴覚士】

音声障害失語症などの言語障害聴覚障害のある人の検査指導訓練などを担当する専門職国家試験に合格し、厚生労働大臣免許を受けなければならない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「言語聴覚士」の意味・わかりやすい解説

言語聴覚士
げんごちょうかくし

先天的難聴などの聴覚障害者の言語機能訓練のみならず、人口の高齢化や疾病構造の変化によってふえた脳卒中による言語機能障害のリハビリテーションとしての言語機能訓練の需要が大きい。ST(Speech Therapist、言語療法士)がこれを担ってきたが、業務に従事するものの資質を一定以上にし、さらに人材を確保するために1997年(平成9)12月に言語聴覚士法が制定され、国家資格としての言語聴覚士が定められた。大学で2年以上修業し指定養成所で1年以上言語聴覚士として必要な知識や技能を修得したものなどに国家試験の受験資格を与える。第1回の国家試験は99年3月に行われた。

[吉川武彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android