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専門職 せんもんしょく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

専門職
せんもんしょく

長期の教育訓練を通じて習得される高度の専門的知識・経験を必要とする職位,ないしはそのような職位を担当する人。通常は管理職とは別の職位系列で確立されているが,必ずしも管理者と同じステイタスと処遇が与えられているとはいえなかった。専門職導入の本来の目的は,技術革新の速さに対応して専門能力を育成したり,活用することであるが,二次的には管理者の不必要な増加や昇進の頭打ちに対する肩書や処遇面での解決策とされることもある。日本企業では伝統的にライン志向が強いため,専門職制度がうまく機能している例はあまり多くない。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

せんもんしょく【専門職 profession】

専門職(専門的職業とも呼ぶ)の定義はまちまちであるが,専門職が備えていなければならない基本的な要件は,(1)体系的な知識(学問)を長期間学ばないと就けない職業であること,(2)自己の利益追求よりはむしろ公共への奉仕を指向していること,の2点である。具体的には聖職者,法律家,医師,高等教育機関の教師,科学者,技術者,芸術家がその代表的なものである。 専門職は職業の一部であるが,普通の職業と区別されて扱われることが多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

せんもんしょく【専門職】

高度な専門知識や技能が求められる特定の職種。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

専門職
せんもんしょく

一般的には医師や弁護士といった国家資格を必要とする専門的職業をさすが、日本企業の人事管理制度上における専門職とは、雇用管理の複線化の下で管理職と対をなす社員区分の一つである。専門職制度が設けられた背景は、経営環境が激変するなかで、管理職レベルの有能な人材をスタッフ部門技術開発部門に配置することにより、部下の管理というわずらわしい業務から彼らを解放し、専門的知識や高度な能力を発揮させることが、企業経営において重要となったことだとされる。だが現実には、高度経済成長期に大量採用された「団塊の世代」が管理職ポストに差しかかる時期とバブル崩壊後の企業成長の鈍化・停滞の時期とが重なったなかでの、管理職ポスト不足への対応策として、役職につかなかった者への処遇上の救済措置として運用される専門職制度が多い。したがって、その場合には名称は「専門職」であっても実態は「部下なし管理職」であり、容易にリストラの対象となる。また、専門職よりも管理職のほうが「専門性」において秀(すぐ)れていることもある。もちろん、企業には経理や人事の、または製品開発や技術開発の飛び抜けた専門家がいることは事実であるが、数的にはかなり少数である。[竹田昌次]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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