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訶梨勒 カリロク

デジタル大辞泉の解説

かりろく【××勒】

《〈梵〉haritakī
インドなどに産するシクンシ科の高木。高さ30メートルに達し、葉は長楕円形。枝先に白い花が群がって咲く。果実を風邪・便通などの薬にし、材は器具用にする。
室町時代象牙・銅・石などでカリロクの実の形を作り、美しい袋に入れ、柱に掛けた飾り物

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大辞林 第三版の解説

かりろく【訶梨勒】

インドシナ半島などに産するシクンシ科の落葉高木。高さは30メートルに達する。果実は咳止めなど薬用に用い、材は器具用。
室町時代に用いられた象牙・銅などで作った飾り。カリロクの果実形に作り、白緞子どんす・白綾あやなどの美しい袋に入れて色糸などで柱につり下げた。邪気よけの意味で始まったもの。

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世界大百科事典内の訶梨勒の言及

【香】より

…趣味,実用にも用いられ,正倉院にもあるえび香は沈香,白檀,丁香,麝香,甘松等を砕粉調合したものであるが,薫衣,防虫に用いられ,薫衣香ともいう。調合した香を袋に入れ,柱に掛けて装飾をも兼ねれば掛香,薬玉(くすだま),訶梨勒(かりろく)となり,懐中にすれば匂袋である。翫香は実用性を脱して趣味性,審美性に徹したもので一木の沈香木を心ゆくまで賞翫する一炷(いつちゆう)聞,文学的美意識と結合した組香による聞香(もんこう)を生み出し,日本独自の佳薫の芸道を成立させた。…

【香道具】より

…透しのある球形の香炉で灰を入れる部分はつねに水平を保つようにくふうされたのが毬(まり)香炉(香玉,香毬(こうまり),佩香(はいこう))で,小型の毬香炉は懐中して留香にも用いられた。調合した香を袋に入れ柱に掛ける掛香(懸香)や香囊,訶梨勒(かりろく)などもある。組香【神保 博行】。…

※「訶梨勒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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