デジタル大辞泉 「詐」の意味・読み・例文・類語 さ【詐】[漢字項目] [常用漢字] [音]サ(漢) [訓]いつわる あざむくうそをいう。だます。「詐欺・詐取・詐称/奸詐かんさ」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「詐」の読み・字形・画数・意味 詐常用漢字 12画 [字音] サ[字訓] あざむく・いつわる[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は乍(さ)。〔説文〕三上に「欺くなり」とあり、〔詩、大雅、〕「侯(こ)れ作(さ)し侯れ(しう)す」とあるのは詛(のろ)う意。乍は木の枝をむりにまげて垣などを作る形で、作為の意がある。詐は言に従い、祈りや盟誓において詐欺の行為があることをいう。〔論語、子罕〕に、子路が孔子の病気平癒の祈願をしていることを孔子が知って、「久しい哉(かな)、由(いう)(子路の名)の詐りを行ふや」とたしなめた話がある。[訓義]1. あざむく、いつわる、うその盟誓をする。2. 人をだます、たぶらかす、おとしいれる。3. ことばをかざる、たくみにさそう。4. 乍と通じ、たちまち、にわかに。[古辞書の訓]〔新字鏡〕詐 アサムク 〔名義抄〕詐 アサムク・イツハル・ヘツラフ・ノラフ 〔立〕詐 ソフコト・エラフ・タシル・アサムク・カタム・イツハリテ・ヘツラフ 〔字鏡集〕詐 ハツラフ・イツハリ・アサムク・ハカル・キラフ[熟語]詐獪▶・詐偽▶・詐欺▶・詐泣▶・詐狂▶・詐計▶・詐譎▶・詐▶・詐故▶・詐巧▶・詐索▶・詐算▶・詐死▶・詐辞▶・詐疾▶・詐取▶・詐述▶・詐術▶・詐▶・詐称▶・詐心▶・詐数▶・詐説▶・詐善▶・詐態▶・詐奪▶・詐誕▶・詐忠▶・詐▶・詐反▶・詐▶・詐怖▶・詐▶・詐謀▶・詐冒▶・詐妄▶・詐佯▶[下接語]怨詐・奸詐・姦詐・奇詐・詐・機詐・偽詐・欺詐・窮詐・挟詐・矯詐・譎詐・険詐・権詐・巧詐・設詐・僭詐・狙詐・多詐・誕詐・騁詐・偸詐・変詐・謀詐 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報