詮議・詮義(読み)せんぎ

精選版 日本国語大辞典 「詮議・詮義」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぎ【詮議・詮義】

〘名〙 (「詮」は理を明らかにする意)
① 評議して物事を明らかにすること。また、その評議。また、物事をよく調べること。
謡曲吉野静(1423頃)「都道者(みやこどうしゃ)に紛れ、大講堂に立ち越え衆徒詮議を聞かばやと存じ候」
罪人の取り調べ。吟味。また、罪人の捜索。僉議(せんぎ)
浮世草子・好色五人女(1686)一「案のごとく清十郎めし出されて、思ひもよらぬ詮義(センキ)にあひぬ」
③ 言い争い。口論
咄本・当世はなしの本(1684‐88)「ゆうじょきいて、なかなかあのやうなる事はなるまいとせんぎするうちに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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