他の人の心の内容を読み取ること。表情その他の手掛りを利用する場合、感覚的手掛りのまったくない場合、すなわちテレパシーを含み広い意味で用いられる。精神的修練により得られるとされる超常的能力、仏教における六神通(ろくじんつう)の一つ「他心通」、『ヨガスートラ』に述べられている「他人の心を見透(みとお)す力」などとも同義である。見せ物として、さくらを用いたり、観客が気づかぬ手掛り、たとえば身体に直接あるいは紐(ひも)や棒などで間接に触れて微細な筋肉反応を利用したりして、人の心を当てることをいう場合もある。類語に思想伝達thought-transference、読想術thought-reading、読筋術muscle-readingなどがある。
[大谷宗司]
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