他の人の心の内容を読み取ること。表情その他の手掛りを利用する場合、感覚的手掛りのまったくない場合、すなわちテレパシーを含み広い意味で用いられる。精神的修練により得られるとされる超常的能力、仏教における六神通(ろくじんつう)の一つ「他心通」、『ヨガスートラ』に述べられている「他人の心を見透(みとお)す力」などとも同義である。見せ物として、さくらを用いたり、観客が気づかぬ手掛り、たとえば身体に直接あるいは紐(ひも)や棒などで間接に触れて微細な筋肉反応を利用したりして、人の心を当てることをいう場合もある。類語に思想伝達thought-transference、読想術thought-reading、読筋術muscle-readingなどがある。
[大谷宗司]
「精神感応」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...