(読み)ヒ

デジタル大辞泉 「誹」の意味・読み・例文・類語

ひ【誹】[漢字項目]

[音]ヒ(呉)(漢) ハイ(慣) [訓]そしる
〈ヒ〉悪口を言う。そしる。「誹毀ひき誹謗ひぼう
〈ハイ〉「俳」の音借字。「誹諧はいかい誹風

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「誹」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音]
[字訓] そしる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は非(ひ)。非に否定し、そしる意がある。〔説文〕三上に「謗(そし)るなり」とあり、誹毀誹謗の意に用いる。

[訓義]
1. そしる、あしざまにいう。
2. 非と通用する。

[古辞書の訓]
名義抄〕誹 ソシル

[語系]
誹phiui、非piuiは声義近く、〔子、解〕に「怨非」、〔漢書、錯伝〕に「非謗」とあり、怨誹・誹謗の意である。

[熟語]
誹怨誹諧・誹毀誹議誹言・誹誹笑誹章・誹・誹謗誹誉
[下接語]
怨誹・詼誹・外誹・毀誹・群誹・公誹・沮誹腹誹

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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