デジタル大辞泉 「諫早湾」の意味・読み・例文・類語 いさはや‐わん【諫早湾】 九州西部、有明海南西部にある内湾。日本でも有数の干潟が広がり、貝やノリの養殖が盛んであったが、平成元年(1989)防災と農地造成を目標に農水省が干拓事業を始め、平成9年(1997)堤防水門を閉鎖、干潟は消滅した。平成19年(2007)堤防の完工式が行われた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「諫早湾」の意味・わかりやすい解説 諫早湾【いさはやわん】 有明海の一部が,島原半島北側で大きく西側に入り込んだ部分をさす。農林水産省および長崎県による〈諫早湾防災総合干拓事業〉でその名は広く知られるが,地図上で表現されることは稀な,いわば通称地名である。1997年には,約7kmにも及ぶ潮受け堤防が完成し湾内の締め切りも実施された。しかし,沿岸漁民からの締め切りによる水質悪化を懸念する声も根強く,裁判では水門開扉の是非をめぐって,福岡高等裁判所と長崎地方裁判所とがお互い正反対の判決を下すなど混乱が続いている。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by