諸陵司(読み)ショリョウシ

デジタル大辞泉 「諸陵司」の意味・読み・例文・類語

しょりょう‐し【諸陵司】

律令制で、治部省に属し、代々天皇皇族陵墓管理記録などをつかさどった役所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諸陵司」の意味・読み・例文・類語

しょりょう‐し【諸陵司】

〘名〙 令制で、治部省被官の官司。代々の天皇皇族の陵墓を管理し、喪葬凶礼陵戸名籍などを掌った。正・佑・令史職員がいた。天平元年(七二九諸陵寮改称。〔令義解(718)〕

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世界大百科事典(旧版)内の諸陵司の言及

【諸陵寮】より

…陵墓に関する事務を行う役所。729年(天平1)令制の治部省管下の諸陵司を,機構を拡張して改称した。頭,助,大允,少允,大属,少属,史生4名,使部10名の職員を擁し,陵墓への奉幣,陵戸・守戸(りようこしゆこ)の配置とその戸籍・計帳の勘造,陵墓周辺の環境整備,陵墓の定期巡検・修補等の業務を行った。…

※「諸陵司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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