谷上村(読み)やがみむら

日本歴史地名大系 「谷上村」の解説

谷上村
やがみむら

[現在地名]岬町谷上

榎沢えのきさわ村の北に位置する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高一千一〇〇石。慶長六年(一六〇一)九月の検地では田五三町六反余・畑三〇町七反余(宝暦一三年「郷反別帳」鵜沢家文書)。享保四年(一七一九)には旗本岡部二氏の相給(石野家文書)。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数一五七、幕府領と旗本岡部二氏と同竹田氏の相給。文化五年(一八〇八)の家数一五〇、馬二七(中村家文書)


谷上村
やがみむら

[現在地名]浜松市湖東町ことうちよう

伊佐地いさじ村の東、浜名湖(庄内湖)東岸に注ぐ伊左地いさじ川流域にあり、周囲は三方原台地に囲まれる。延宝(一六七三―八一)頃の青山氏領分絵図によれば本田一八石余・新田六石余、百姓林一町二反余。伊左地川の上流に藤池と琵琶池が描かれ、藤池の傍らの三本の樹木を龍灯松とする。元禄郷帳佐浜村枝郷と注記して村名がみえ、高三三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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