ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「谷村新司」の意味・わかりやすい解説
谷村新司
たにむらしんじ
[没]2023.10.8. 東京
歌手,作詞家,作曲家,タレント。1970~80年代の人気音楽グループ「アリス」のリーダーとして一時代を築き,ソロ活動においても積極的に作品の制作やほかの歌手への楽曲提供も行なった。
高等学校在学中にバンド「ロック・キャンディーズ」を結成し,1971年に堀内孝雄とアリスを結成,1972年に矢沢透が加わり 3人となった。1975年の『今はもうだれも』の大ヒットを皮切りに,『遠くで汽笛を聞きながら』(1976),『冬の稲妻』(1977),『チャンピオン』(1978)などのヒット曲を連発した。また,ソロ名義で,山口百恵の『いい日旅立ち』(1978)や自身の代表曲『昴』(1980)といった名曲を残した。中国でも人気は高く,2004年に上海音楽学院教授に就任,2007年には南京芸術学院教授にも就任した。2013年芸術選奨文部科学大臣賞,2015年紫綬褒章,2023年日本レコード大賞特別功労賞など受賞・受章多数。
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