象外(読み)しょうがい

精選版 日本国語大辞典 「象外」の意味・読み・例文・類語

しょう‐がいシャウグヮイ【象外】

  1. 〘 名詞 〙 俗世間を超越した境地。しょうげ。
    1. [初出の実例]「至御製令製、名高象外、韻絶環中」(出典凌雲集(814)序〈小野岑守〉)
    2. 「天狗と羽を并べて、象外(セウガイ)に遊ぶの夢に余念なかりき」(出典:三日幻境(1892)〈北村透谷〉下)
    3. [その他の文献]〔孫逖‐宿雲門寺閣詩〕

しょう‐げシャウ‥【象外】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げ」は「外」の呉音 ) =しょうがい(象外)

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普及版 字通 「象外」の読み・字形・画数・意味

【象外】しようがい(しやうぐわい)

現象をこえた意境。〔冷斎夜話、六、象外句〕佳句多し。其の句法は、物に比するにを以てし、某物を指言せず。之れを象外句と謂ふ。

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