日本歴史地名大系 「貴谷神社」の解説 貴谷神社きねがだにじんじや 三重県:南牟婁郡鵜殿村鵜殿村貴谷神社[現在地名]三重県鵜殿村鵜殿村の西外れ、小丘中腹の森に祠があり、なかに貴禰谷社と刻んだ石碑が祀られる。土地の人は権現谷・矢淵(やぶち)権現・石淵(いわぶち)権現とよぶ。熊野権現御垂迹縁起(長寛勘文)によると、熊野権現は豊前・伊予・淡路・紀伊などを遍歴ののち、庚午年三月二三日熊野新宮の南の神蔵峯に降り、次の庚午年に新宮の東、阿須加(あすか)社の北、石淵の谷に勧請された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報