賀茂伝説(読み)かもでんせつ

世界大百科事典 第2版の解説

かもでんせつ【賀茂伝説】

釈日本紀》所引の《山城国風土記》逸文にみえる賀茂神社の縁起譚。山城賀茂建角身(かもたけつのみ)命には,玉依日子(たまよりひこ),玉依姫(比売)(たまよりひめ)の2子があった。タマヨリヒメが瀬見(せみ)の小川(賀茂川異称)のほとりに遊ぶとき丹塗矢(にぬりや)が川上より流れ下り,これを取って床のに挿し置くうちについにはらんで男子を産んだ。長ずるに及び7日7夜のを張り,タケツノミがこの子に〈が父と思はむ人に此の酒を飲ましめよ〉と言ったところ酒杯をささげて天に向かって祭りをなし,屋根を突き破って昇天した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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