賀茂季鷹(読み)かものすえたか

改訂新版 世界大百科事典 「賀茂季鷹」の意味・わかりやすい解説

賀茂季鷹 (かものすえたか)
生没年:1754-1841(宝暦4-天保12)

江戸後期歌人。京都上賀茂神社祠官本姓山本。安房守に任じ,雲錦亭と号した。若くして有栖川宮家に仕えたのち,江戸に20年間遊学し,加藤千蔭や村田春海らの江戸派歌人と交流を深め,雅名を高めた。歌はその最も得意とするところで,後年は小沢蘆庵なきあとの京都歌壇を香川景樹と二分するほど勢力があった。能書家として聞こえ,狂歌もよくした。家集に《雲錦翁家集》,紀行文に《富士日記》があり,他に《伊勢物語傍注》等を著した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 鈴木

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「賀茂季鷹」の解説

賀茂季鷹 かもの-すえたか

1754-1841 江戸時代中期-後期の神職,歌人。
宝暦4年2月6日生まれ。有栖川宮職仁(ありすがわのみや-よりひと)親王に歌をまなび,江戸で加藤千蔭(ちかげ)ら文人,歌人とまじわる。京都にかえり上賀茂神社の祠官をつぐ。書,狂歌もよくした。天保(てんぽう)12年10月9日死去。88歳。京都出身。本姓は山本。号は生山,雲錦。歌集に「雲錦翁家集」「みあれの百くさ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「賀茂季鷹」の解説

賀茂季鷹 (かものすえたか)

生年月日:1754年2月6日
江戸時代中期;後期の歌人;国学者
1841年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む