資産の流動化(読み)シサンノリュウドウカ

デジタル大辞泉 「資産の流動化」の意味・読み・例文・類語

しさん‐の‐りゅうどうか〔‐リウドウクワ〕【資産の流動化】

企業が保有する資産の信用力・収益を基に資金調達を行う手法。資産を特定目的会社に譲渡したり信託会社に信託するなどして、資産を企業から切り離すことで、企業の信用力の変化に左右されることなく、資産の生み出すキャッシュフロー原資として資金調達を行うことができる。資産流動化。→証券化

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

会計用語キーワード辞典 「資産の流動化」の解説

資産の流動化

資産を売却または証券化して、現金化すること。資産を証券化する場合、SPC特別目的会社)を利用してABS(資産担保券)を発行します。資産の流動化の目的は、貸借対照表から資産および負債を貸借対照表から外すこと(オフバランス)によって、格付けを高めたり、借金を返済して金利負担を軽減したり、ROAを高めることにあります。

出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android