化学辞典 第2版 「質量保存則」の解説
質量保存則
シツリョウホゾンソク
law of conservation of mass
化学反応の前後で物質の質量は不変であるという法則.A.L. Lavoisier(ラボアジエ)(1774年)が金属と空気中の酸素の化合の実験から見いだした.質量とエネルギーの同等性からみれば,化学反応においても反応熱の出入によって質量は変化しているはずであるが,測定不可能なほど小さい.しかし,核反応では放出されるエネルギーがきわめて大きいから,反応の前後で当然質量は変化する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報