赫居世(読み)カクキョセイ

世界大百科事典 第2版の解説

かくきょせい【赫居世 Hyŏk‐kŏ‐se】

朝鮮古代の新羅始祖王名。別名は赫居世居西干,赫居世王,閼智(あつち)。姓の朴氏は後世の付加。赫居世居西干は,光かがやく王の意味で,民間伝承に多く用いられる閼智は穀霊を意味する。赫居世は天から降臨するが,水神の王后閼英(あつえい)をえて,はじめて天候と土地との結合する農耕神話=建国神話が完成する。新羅六村の村長は王都周辺の名山に,赫居世は山麓の蘿井付近に降臨した。これは新羅王権の弱さを示す開国神話といえる。

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大辞林 第三版の解説

かくきょせい【赫居世】

伝説上の新羅しらぎの始祖。姓は朴ぼく氏。紀元前一世紀の半ばに辰韓しんかんの六氏族の王に推され居世干と称したという。

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世界大百科事典内の赫居世の言及

【朝鮮神話】より

…彼は朱蒙(弓をよく射る人)とよばれ,その後種々の試練と苦難を克服して南走し,高句麗を建国した。(3)新羅の朴赫居世神話 新羅六村の人々が閼川(あつせん)の岸辺に集まって会議をしていると,楊山の麓の林の中に光と共に白馬と大卵が天降り,卵の中から神童が生まれた。彼は赫居世(かくきよせい)(光り輝く君)と名づけられ新羅の始祖王となった。…

【ヒョウタン(瓢簞)】より

…わら屋根にずんぐりしたパクが転がっている光景は,朝鮮の秋の風物詩であった。新羅王朝の始祖赫居世(かくきよせい)はパクのような大卵から生まれたと伝えられ,のちに朴という姓がつけられたとされる(《三国史記》)。朴姓は朝鮮では金姓などと並ぶ大姓になっている。…

※「赫居世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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