デジタル大辞泉
「赫居世」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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赫居世 (かくきょせい)
Hyǒk-kǒ-se
朝鮮古代の新羅始祖王名。別名は赫居世居西干,赫居世王,閼智(あつち)。姓の朴氏は後世の付加。赫居世居西干は,光かがやく王の意味で,民間伝承に多く用いられる閼智は穀霊を意味する。赫居世は天から降臨するが,水神の王后閼英(あつえい)をえて,はじめて天候と土地との結合する農耕神話=建国神話が完成する。新羅六村の村長は王都周辺の名山に,赫居世は山麓の蘿井付近に降臨した。これは新羅王権の弱さを示す開国神話といえる。
執筆者:井上 秀雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の赫居世の言及
【朝鮮神話】より
…彼は[朱蒙](弓をよく射る人)とよばれ,その後種々の試練と苦難を克服して南走し,高句麗を建国した。(3)新羅の朴赫居世神話 新羅六村の人々が閼川(あつせん)の岸辺に集まって会議をしていると,楊山の麓の林の中に光と共に白馬と大卵が天降り,卵の中から神童が生まれた。彼は[赫居世](かくきよせい)(光り輝く君)と名づけられ新羅の始祖王となった。…
【ヒョウタン(瓢簞)】より
…わら屋根にずんぐりしたパクが転がっている光景は,朝鮮の秋の風物詩であった。新羅王朝の始祖[赫居世](かくきよせい)はパクのような大卵から生まれたと伝えられ,のちに朴という姓がつけられたとされる(《三国史記》)。朴姓は朝鮮では金姓などと並ぶ大姓になっている。…
※「赫居世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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