デジタル大辞泉 「車石」の意味・読み・例文・類語 くるま‐いし【車石】 北海道根室市花咲はなさきにみられる粗粒玄武岩。枕状溶岩の一で放射状節理を示す。天然記念物。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「車石」の意味・わかりやすい解説 車石 (くるまいし) 大八車の車輪のように放射状の割れ目をもつ円形の岩塊からなる珍石の一種。玄武岩質の溶岩が水中を流れると団塊状に固まり,その中心から放射状の節理を発達させ(このような溶岩を枕状溶岩という),車輪のように見える。天然記念物の根室車石は有名で,根室市花咲岬の海岸にある。これは白亜紀の海底火山の噴出物で,玄武岩溶岩からなる。執筆者:小林 巌雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の車石の言及 【枕状溶岩】より …枕はガラス質の殻をつけ内部は発泡していたり中空のこともある。断面でみると放射状の割れ目が発達しており,このため車石とも呼ばれる。同心円構造もみられる。… ※「車石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by