転合(読み)テンゴウ

デジタル大辞泉 「転合」の意味・読み・例文・類語

てんごう〔てんがう〕

[名・形動]ふざけること。また、そのさま。いたずら冗談。「てんごうを言う」
「―な手形を書き、無筆母御なだめしが」〈浄・冥途の飛脚
[補説]語源未詳。「癲狂てんごう」からともいい、「転合」「転業」などの当て字を使うことがある。歴史的仮名遣いは不確実。

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精選版 日本国語大辞典 「転合」の意味・読み・例文・類語

ころび‐あい‥あひ【転合】

  1. 〘 名詞 〙 男女がひそかに、または親などの承認なしに肉体的関係を結び、仲人なしで夫婦となること。また、その夫婦。くっつきあい。
    1. [初出の実例]「ててれふたので涼む尾籠さ 気づかひも夏山住のころびあひ」(出典:俳諧・正章千句(1648)一)
    2. 「洗濯屋の娘、転合(コロビアヒ)の夫婦(めうと)中で」(出典談義本・華鳥百談(1748)序)

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