農隙(読み)ノウゲキ

デジタル大辞泉 「農隙」の意味・読み・例文・類語

のう‐げき【農隙】

農作業合間農事ひま
「―の時には、家人を率いて布を織り」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「農隙」の意味・読み・例文・類語

のう‐げき【農隙】

  1. 〘 名詞 〙 農作業のあい間。農業のひま。
    1. [初出の実例]「農民は家屋の修理も其外の諸事も総て農隙に営なむゆへ」(出典:農政問答(1716‐36頃))
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公五年〕

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普及版 字通 「農隙」の読み・字形・画数・意味

【農隙】のうげき

農閑期。〔左伝、隠五年〕春は(しう)し夏は(べう)し、秋は(せん)しは狩す。皆農隙に於て、以て事をず。三年にして兵を治め、入りて振す。

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