近古(読み)キンコ

精選版 日本国語大辞典 「近古」の意味・読み・例文・類語

きん‐こ【近古】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その時点から年代のあまりへだたっていない昔。
    1. [初出の実例]「近古因循、其流益広」(出典:続日本紀‐天応元年(781)六月戊子)
    2. 「通俊、匡房などは近古之名臣也」(出典:古事談(1212‐15頃)一)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐五蠧〕
  3. 歴史の時代区分の一つ。中古と近世との間の時期。日本史では、鎌倉、室町時代。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「近古」の読み・字形・画数・意味

【近古】きんこ

近い昔。漢・班固東都の賦〕勳は在昔(むかし)をね、事は三五よりむ。豈に特(た)だ~古の務むるを治め、一の險易を蹈むのみとしか云はんや。

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