デジタル大辞泉
「近」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちかく【近】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形容詞「ちかい」の連用形から )
- ① ちかいところ。近辺。
- [初出の実例]「ちかくへおよりやらぬやうにしてくれさしめ」(出典:虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初))
- ② 近い時間。このごろ。ちかごろ。最近。
- [初出の実例]「五郎も、酌に手をかけ、『ちかくもまゐらぬ御酌に、時致たたん』とゆるぎたつ」(出典:曾我物語(南北朝頃)六)
- ③ ( 「ぢかく」とも。数詞に付いて ) ほぼその程度。ほぼその分量。また、ほぼその時期。
- [初出の実例]「玩具としては高過ぎる四円近(ヂカ)くの代価を払って」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉四六)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 遠からぬうちに。もうじき。まもなく。「近く結論が出るはずだ」
ちこうちかう【近】
- ( 形容詞「ちかい」の連用形「ちかく」のウ音便 ) 近く寄りなさいの意で、身分の高い武家などが下の者に対していう。多く、「近う近う」の形で感動詞的に用いる。
- [初出の実例]「氏時声かけヤレ待兼ねし村上、サアサア近う、近うに額際、つき合ふばかりに座をしめて」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)一)
きん【近】
- 〘 名詞 〙 現在より少し近い過去。最近。「近…(年)」のように用いられる。
- [初出の実例]「近四五十年前より、世界に金鉱を発見せる数よりは」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
ちか
し【近】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「近」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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