近松柳(読み)ちかまつ やなぎ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「近松柳」の解説

近松柳 ちかまつ-やなぎ

1762-1803 江戸時代後期の歌舞伎浄瑠璃(じょうるり)作者
宝暦12年生まれ。2代並木千柳(並木翁輔)の門弟近松千葉軒,近松梅枝軒らと合作し,太閤記物をおおく手がけた。享和3年1月3日死去。42歳。通称は錺屋(かざりや)久兵衛別号に近松やなぎ,並木柳など。作品に「絵本太功記」「日吉丸稚桜(ひよしまるわかぎのさくら)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の近松柳の言及

【絵本太功記】より

…別名題《絵合太功記》。近松柳,近松湖水軒,近松千葉軒による合作。1799年(寛政11)7月12日から大坂若太夫芝居で初演。…

※「近松柳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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