退蔵院(読み)タイゾウイン

デジタル大辞泉 「退蔵院」の意味・読み・例文・類語

たいぞう‐いん〔タイザウヰン〕【退蔵院】

京都市右京区にある妙心寺塔頭たっちゅうの一。所蔵如拙筆「瓢鮎図」は国宝枯山水庭園狩野元信作と伝える。

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精選版 日本国語大辞典 「退蔵院」の意味・読み・例文・類語

たいぞう‐いんタイザウヰン【退蔵院】

  1. 京都市右京区花園妙心寺町にある妙心寺の塔頭一つ。応永一一年(一四〇四)波多野出雲守重通が妙心寺第三世無因宗因に帰依して創建方丈の枯山水の庭園は狩野元信作の名園として知られる。如拙筆の瓢鮎(ひょうねん)図は国宝。茶室有名

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「退蔵院」の意味・わかりやすい解説

退蔵院
たいぞういん

京都市右京区にある臨済宗妙心寺派大本山妙心寺塔頭 (たっちゅう) の1つ。応永 11 (1404) 年,波多野重通が妙心寺3世無因宗因に帰依して城内に建てたのが始り。寺宝如拙筆,墨画淡彩『瓢鮎図』 (室町時代) は国宝。枯山水の庭園は,室町時代の画家狩野元信が造営したもので,回遊式と鑑賞式を兼ねた名園として知られる。

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