デジタル大辞泉
「逆性石鹸」の意味・読み・例文・類語
ぎゃくせい‐せっけん〔‐セキケン〕【逆性石×鹸】
普通のものとは逆に、水中で陽イオンとなり、その部分が界面活性作用をもつ石鹸。洗浄作用は弱いが、強い殺菌力とたんぱく質沈殿作用があり、医療消毒などに用いられる。陽性石鹸。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぎゃくせい‐せっけん‥セキケン【逆性石鹸】
- 〘 名詞 〙 高級アルキル第四級アンモニウム。殺菌力が強いわりに刺激性、毒性が少なく、安全な消毒剤。手指、器具の消毒、台所の食器類の消毒に用いられる。石鹸のように泡立つところからいうが、普通の石鹸が陰イオン活性であるのに対してこれは陽イオン活性である。陽性石鹸。
- [初出の実例]「外科医が手術の前に用いる逆性石鹸と熱気消毒ずみの刷毛で」(出典:制服(1970)〈加賀乙彦〉三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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逆性石鹸
ぎゃくせいせっけん
invert soap
陽性石鹸あるいはカチオン活性剤とも呼ばれる。普通の石鹸分子は陰イオンとなる部分が長い炭素鎖からできているのに対し,陽イオンとなる部分が長い炭素鎖からできている石鹸をいう。 RNH3+Cl- または RN(CH3)3+Cl- の一般式で表わされる。乳化剤,繊維の防水剤,柔軟剤として用いられる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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