連字(読み)レンジ

デジタル大辞泉 「連字」の意味・読み・例文・類語

れん‐じ【連字】

活版印刷で、植字の便宜上、頻繁に使われる一つづりを一つの活字面として鋳造した活字。例えば、「東京」「である」「ing」など。合字。連結活字。

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精選版 日本国語大辞典 「連字」の意味・読み・例文・類語

れん‐じ【連字・聯字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 異なった漢字を組み合わせて一つの意味にあてたもの。「嵯峨・従容・濫觴・庶幾・沛然」の類。熟字
  3. 二字以上の文字が連続した一まとまり。
  4. 植字の便宜上、一連の文字をまとめて一つのボディーに鋳造した活字。「であります」「ing」など頻繁に用いられることばや綴りなど。
  5. ( 聯字 ) 「れん(聯)[ 一 ]」に書かれた文字。
    1. [初出の実例]「牛頭山とせし鉄牛和尚の書及び左右の柱に掲げし聯字(レンジ)など」(出典江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉九)

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