過酷(読み)カコク

精選版 日本国語大辞典 「過酷」の意味・読み・例文・類語

か‐こくクヮ‥【過酷】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 きびしすぎるさま。ひどすぎるさま。
    1. [初出の実例]「お蝶が死んだら、債権者も過酷(クヮコク)な手段は取るまい」(出典心中(1911)〈森鴎外〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐酷吏・周伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「過酷」の読み・字形・画数・意味

【過酷】か(くわ)こく

ひどくむごい。〔後漢書酷吏、周伝〕、法を奉じ姦を疾(にく)み、貴戚に事(つか)へず。然れども苛慘、中を失す。~太傅彪、の任に在りてなるを奏す。~ぜられて田里に歸る。

字通「過」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android