瓦落多(読み)ガラクタ

デジタル大辞泉 「瓦落多」の意味・読み・例文・類語

がらくた

使い道や値うちのなくなった雑多な品物や道具類。
[補説]「瓦落多」「我楽多」は当て字
[類語]ごみ塵芥ちりあくた塵芥じんかい藻屑スクラップ生ごみ紙屑おが屑食べ滓茶殻微塵綿埃砂埃土埃砂煙土煙煤埃

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精選版 日本国語大辞典 「瓦落多」の意味・読み・例文・類語

がら‐くた【瓦グヮ落多・我楽多】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「がら」は物が触れあう音、「くた」は「くち(朽)」のなまりとも、「あくた(芥)」の略ともいう。「瓦落多」「我楽多」はあて字 )
  2. 価値用途のない雑多な品物。半端物。がらくたもの。がらくた道具。
    1. [初出の実例]「大儀ながら、そのがらくた、こっちへ持って来て下さい」(出典:歌舞伎・御摂勧進帳(1773)二番目)
  3. ( 人をののしっていう ) つまらない人間。価値のない人。やくざもの。
    1. [初出の実例]「ヤアがらくため、己が分際一人の思ひ立ちでは有まじ」(出典:浄瑠璃・頼政追善芝(1724)三)

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