遠藤十次郎(読み)エンドウ ジュウジロウ

20世紀日本人名事典 「遠藤十次郎」の解説

遠藤 十次郎
エンドウ ジュウジロウ

明治〜昭和期の実業家 裏磐梯開発の先駆者。



生年
元治1年(1864年)

没年
昭和10(1935)年

出生地
福島県会津若松市

経歴
会津若松の商家に生まれる。のち米穀商である遠藤家の婿養子となり、分家して醬油醸造業を営み、明治34年には運送業にも手を広げる。43年21年の磐梯山噴火後に荒れ地になっていた裏磐梯一帯の官有地開発の権利を譲り受け、私財を投じて植林造林を行い裏磐梯の開発に着手。大正12年会津商人の宮森太左衛門らと磐梯土地株式会社を設立、道路整備などを行い“東洋スイス”を目指して開発に力を注いだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠藤十次郎」の解説

遠藤十次郎 えんどう-じゅうじろう

1864-1934 明治-昭和時代前期の地域開発者。
文久4年1月10日生まれ。醸造業をいとなむ。明治21年の磐梯(ばんだい)山噴火後,赤松の植林,檜原(ひばら)湖南岸道路と五色沼道路の改修おこない,裏磐梯開発につくした。昭和9年12月6日死去。71歳。陸奥(むつ)会津郡(福島県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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