遵西(読み)じゅんさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遵西」の解説

遵西 じゅんさい

?-1207 鎌倉時代の僧。
浄土宗法然(ほうねん)の弟子声明(しょうみょう)にすぐれる。建永元年京都鹿ケ谷で住蓮とともに六時礼讃の念仏をとなえる。後鳥羽(ごとば)上皇のふたりの女房(松虫,鈴虫)がそれに感化されて出家したため,上皇の怒りをかい,建永2年2月9日六条河原で死罪となった。法然も土佐流罪となった。俗名は中原師広。号は安楽房。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android