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郷土植物 きょうどしょくぶつnative plant

世界大百科事典 第2版の解説

きょうどしょくぶつ【郷土植物 native plant】

人間の生まれ育った郷土に自生または古くから存在する植物のことで,とくに樹木を郷土樹木native treeという。郷土の風景を構成する主役であり,そこに住む人々の精神形成に大きな影響をおよぼしている。郷土植物が重要視されるのは,単なる郷愁だけではなく,自然破壊が進み,人間の生活環境の悪化,精神の荒廃が問題となったことと関係がある。郷土植物の存在は自然保護,環境評価の大きなよりどころとなる。また自然の保護,修復のための緑化施工に際して,従来強健な外来植物がおもに使われていたが,これが景観に違和感を与え,自然への復元に回り道となることから,郷土植物の利用が要求されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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