郷音(読み)キョウオン

デジタル大辞泉 「郷音」の意味・読み・例文・類語

きょう‐おん〔キヤウ‐〕【郷音】

きょういん(郷音)

きょう‐いん〔キヤウ‐〕【郷音】

故郷言葉お国なまり。きょうおん。
故郷からの便り。郷信。きょうおん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「郷音」の意味・読み・例文・類語

きょう‐いんキャウ‥【郷音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きょうおん(郷音)
    1. [初出の実例]「久しく他郷に在りし身にて〈略〉耳に慣れたる郷音(キャウイン)を聞くほど心に愉快を覚ゆるものは無かるべし」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中)
  3. きょうおん(郷音)

きょう‐おんキャウ‥【郷音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分土地方言。お国ことば。きょういん。
    1. [初出の実例]「各自国々の辞勢語路自然に変し、一種の郷音の様になり」(出典:今昔較(1874)〈岡三慶〉上)
    2. [その他の文献]〔賀知章‐回郷偶書詩〕
  3. 故郷からのたより。郷書。郷信。きょういん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android