都会病(読み)とかいびょう

精選版 日本国語大辞典 「都会病」の意味・読み・例文・類語

とかい‐びょう トクヮイビャウ【都会病】

〘名〙
都会生活する人が精神身体に受けるさまざまな障害。特に、騒音大気・水質汚染、また複雑な人間関係など、都会での生活の悪条件によってひき起こされるさまざまな健康障害。〔新らしい言葉字引(1918)〕
農村地方の人がしきりに都会にあこがれる傾向
※近代文明と芸術(1924)〈吉江喬松〉二「仏蘭西文学を都会の文学の如くのみ考へてゐる日本は、寧ろ都会病に囚はれてゐるのではなからうか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「都会病」の意味・読み・例文・類語

とかい‐びょう〔トクワイビヤウ〕【都会病】

騒音・大気汚染、人間関係などのために、大都会で生活する人に起こりがちな健康障害。
地方に住む人が、しきりに都会にあこがれる傾向。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android