酒面雁(読み)サカツラガン

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「酒面雁」の意味・読み・例文・類語

さかつら‐がん【酒面雁】

  1. 〘 名詞 〙 カモ科の鳥。全長約八七センチメートル、翼開張約一四〇センチメートルの大形種。全体に褐色頭上とくびの背面は赤褐色で、ほおやくびの前・側面淡褐色。下腹面は白く、背と胸は褐色で各はねのふちは淡い。シベリア東部、サハリンなどで繁殖し、日本には一〇月初旬頃、渡来するが数は少ない。干潟(ひがた)耕地などにすみ、草や貝などを食べる。中国産のシナガチョウの原種。さかつら。さかつらひしくい。《 季語・秋 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android