酒飲・酒呑(読み)さけのみ

精選版 日本国語大辞典 「酒飲・酒呑」の意味・読み・例文・類語

さけ‐のみ【酒飲・酒呑】

〘名〙
① (━する) 酒を飲むこと。酒宴酒盛(さかもり)酒事(さかごと)
書紀(720)允恭五年秋七月(図書寮本訓)「玉田宿禰、方に男女(おとこおうな)を集(つと)へて、酒宴(サケノミ)す」
② 酒が好きで、たくさん、あるいは、しばしば飲む人。上戸。酒豪。ささのみ。
※中華若木詩抄(1520頃)上「陶淵明と云酒のみが行たれば」
③ 酒を飲む時用いるうつわ。
※歌舞伎・東海道四谷怪談(岩波文庫所収)(1825)大詰「『あねい、茶わんをかさっし』『アイアイ』ト酒のみをいだし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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